ようこそ登録文化財へ 寺西家阿倍野 長屋・町家
築70年の長屋・町家を再生して、嬉しかったこと! *寿命ある建物を壊して、ゴミにしてしまわなかったこと *建築家、宮大工、恩師や友人、近隣の人達との和のつながりができたこと。
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粗大ゴミが、磨けば宝石に!!
6、粗大ゴミが、磨けば宝石に!!

 私が、長屋再生に係わって、良かったと思っていることの一つは、親から老朽長屋で潰して捨てるのにもお金がかかる「粗大ゴミ」を引き継ぐことになったが、人の勧めで、それを残し、活用することによって、実は、人に喜んでもらえる「宝石」であったということに気づいたことである。
また、老朽長屋をゴミとして燃やして、埋めてしまわなかったことは、現在、地球的規模で進行している環境悪化に対して少しでも抵抗できたのでは、ないかと思っており、現在の日本社会の基本構造が無意識の内にスクラップ・アンド・ビルドの方式になっているのだが、それに飲み込まれるのを免れたと感じている。

 戦前の日本人には、物を大切にし、その物を活かしきるという知恵があったと思う。このような知恵をもった日本人の文化と伝統を活かすことが、日本の再生につながると考えており、そのことは、さらに世界の文化の発展と平和な世界を築いていくことになると考えている。
 それともう一つ、望外のよろこびは、長屋を残しませんかと言ってくれた人、老朽長屋を改修してくれた宮大工の棟梁、長屋を生かしながら活用してくれている借家人をはじめ、ここを訪れ喜んでくれる人々との和の交流ができるということである。このことは、私にとって何物にも変えがたい大きな大きな財産として積み上げられていることである。

 最後に、建築物を大切に永く使いこなすことが必要であるが、特に、在来木造建築については「耐震性能や防火性能の向上」「改修方法の技術の伝承と技術者の育成」「改修工事に対する法律を含めた制度的整備」等が今後の課題として考えられるので、これらのことを解決するために努力をしていきたいと考えている。


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